産業厚生医学について

長時間労働等で引き起こされる累積された疲労やストレスは、多くの疾患の発病に関与しています。産業医学は、蓄積されたストレスや疲労からくる疾患の発病予防や、神経難病・認知症等の未病状態の早期発見の最前線でもあります。私たちは、産業医学を基盤として、総合ストレス研究を企画・推進しています。

研究について

長時間労働等で引き起こされる累積された疲労やストレスは、多くの疾患の発病に関与しています。産業医学は、蓄積されたストレスや疲労からくる疾患の発病予防や、神経難病・認知症等の未病状態の早期発見の最前線でもあります。私たちは、産業医学・ストレス医学を基盤として、主に以下のような研究を企画・推進しています。

  • 慢性的なストレスおよび蓄積されたストレスの感覚生理学的指標開発
  • 職場における認知症の未病状態の早期発見のための探索的研究
  • COVID-19パンデミック前後における職場や高等教育機関のメンタルヘルスと価値観変化について
  • 労働安全衛生法におけるストレスチェックの課題と法的問題点について
  • 腸内細菌叢, 過労死, 過重労働に係る大規模データ解析

産業医学は、ヒューマンファクター等を取り扱う人間工学と関連した作業管理学、有機・無機化学や環境医学等と関連した作業環境管理学、生命科学や臨床医学と関連した健康管理学、安全管理学、情報学、臨床心理学等、多くの学問分野との融合領域を有しています。産業厚生医学分野(産業厚生部門)は、京都大学大学院医学研究科臨床医学系の精神医学分野と臨床神経学(脳神経内科学)分野と繋がりがあります 。また、多様なリサーチクエスチョンに応えられるよう、本学のゲノム進化学の研究者や他大学の臨床疫学、管理栄養学、臨床心理学の研究者を共同研究者としてお迎えしています。

研究ポリシー

  • 真実を愛し、常に謙虚に真摯に学ぶこと
  • 努力を惜しまず、創意工夫すること
  • 学問領域や職種を超えて協力し、チームワークを大切にすること
  • 研究に協力してくださる皆さまに感謝の気持ちを持ち続けること
  • 研究成果を社会に還元できるように最善を尽くすこと

共同研究募集のご案内

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